建造中の両船はアイスクラスArc5の強力なボディーを持ち、乗客と危険物を含めた貨物を運搬することが可能。
各フェリーには、30台の鉄道車両と48台の貨物列車、28台の乗用車を収容できる3つの貨物デッキがある。またフェリーは150人の乗客を運ぶこともできる。
アイスクラスの強化船は、過酷な気候条件で操業するように設計されており、厚さ1メートルの氷の中でも移動ができる。また、24時間以内にホルムスクとバニノ間を移動し、貨物を降ろし戻ってくることができる。
旧ソ連の遺産 信頼できるが旧式
現在、サハリンと本土を往来するフェリーは3隻のディーゼル電気船が使われているが、それらは平均で約30年運行している。ホルムスクとバニノ間は1973年に運航がはじまったが、サハリンの今後の経済発展のためにはフェリーや航空輸送よりも本土へのより大きな輸送通路が必要となる。