先にエスパー米国防長官は、新STARTが延長される場合、条約にロシアのすべての新兵器を含めるべきだと述べた。
2010年に調印された新STARTは、露米間で唯一効力を有する軍縮条約。2021年2月に期限を迎えるが、米国政府は延長するのかどうかの意向を表していない。
その他の条約はどうなったのか?
中距離核戦力INF全廃条約は、米国のイニシアチブで8月2日に失効した。ロシアも離脱した。
ロシア外務省は、米国は1999年から条約に違反していると繰り返し強調していた。米国は1999年、INF全廃条約で禁止されている地上発射型巡航ミサイルと特性が似ている軍用無人機の実験を行った。また米国防総省は、巡航ミサイル「トマホーク」を発射できる発射装置Mk41も2014年から欧州に展開している。