学者らは、この鳥が絶滅したペラゴルニス類(骨質歯鳥)に属していることを明らかにした。
この鳥にもペラゴルニス類の他の鳥と同じように、くちばしの端に沿って歯のような骨質の突起があった。
これらの「歯」は十分に短くて幅は広く、学者らは、魚を捕るためのものだったと考えている。
また学者たちは、まさに今回の発見が、海鳥の進化に関する一般的な見解を覆したと述べている。
ニュージーランド南島クライストチャーチにあるカンタベリー博物館のポール・スコフィールド学芸員は「この鳥は比較的小さいが、この発見がペラゴルニス類の進化の理解に与える影響は極めて重要だ。この鳥の化石を見つけるまで、最古の骨質歯鳥はすべて北半球で発見されていたため、誰もが骨質歯鳥は北半球で発生したと考えていた」と語った。
最近ニュージーランド南島では古代のペンギンの化石も見つかった。これは今年末にカンタベリー博物館で開催される展覧会で展示される計画。
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