ロシア、2020年東京五輪への参加資格剥奪の可能性?

世界反ドーピング機関(WADA)に提出されたデータをモスクワ反ドーピング研究所が改ざんした疑いがもたれており、ロシア代表は、2020年東京五輪への参加資格を剥奪される可能性がある。デイリー・テレグラフ紙が報じた。
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同紙によると、WADAは、提出されたデータは過去18か月にわたって操作され、ロシア人選手たちによる組織的なドーピングを隠蔽しようとしたと考えている。

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WADAは、23日に東京で開かれる執行委員会の会合で調査結果を報告する見込み。会合では、ロシア反ドーピング機関(RUSADA)の資格停止の可能性について協議されるという。

WADAは7月、モスクワ反ドーピング研究所のデータベースを分析し、アンチ・ドーピング規則に違反した疑いのあるロシア人選手298人のリストを作成した。選手の名前は公表されていない。

反ドーピング研究所のデータ提出は、2018年9月に資格停止処分が解除されたRUSADAの地位を維持するための条件の1つだった。

7月末、国際オリンピック委員会(IOC)は、ロシア・オリンピック委員会に、2020年東京五輪参加を許可する正式な招待状を送った。ロシアは、2018年平昌五輪とは異なり、完全な五輪代表団を結成し、自国の国旗を掲げ、一切の制限なしに出場する可能性を得た。


国際オリンピック委員会(IOC)は2017年12月5日、ロシアが「ソチオリンピックで組織ぐるみのドーピングを行っていた」とした特別委員会の結論に基づき、ロシア選手団の2018年平昌オリンピック出場を認めないことを決定した。IOCはまたロシア・オリンピック委員会の資格を停止し、元スポーツ相で副首相のビタリー・ムトコ氏とスポーツ副大臣ユーリィ・ナゴルニフ氏を五輪大会から永久追放する決定も行った。ドーピングを行っていないロシア人選手は、オリンピック旗のもとでの出場が認められる。

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