ロシアはベネズエラ政権の合法性を支持し、反体制派との対話を歓迎する=プーチン大統領

プーチン大統領はモスクワ訪問中のベネズエラのマドゥロ大統領との会談で、ロシアは大統領の制度を含めたベネズエラ政権の合法性と同時に、その国の指導者であるニコラス・マドゥロ氏と反体制派勢力との対話を支持するとする声明を表した。
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プーチン大統領は、「いかなる対話の拒否も不条理であり、国にとって有害で、市民の福祉にただただ脅威を与えるものと我々は考えている」と語った。プーチン大統領はさらに、ロシアとベネズエラは農業、医療セクターをはじめとする多くの分野で活発に協力を行っていると補足している。

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プーチン大統領はベネズエラのエネルギー分野で巨大投資プロジェクトが実現されつつあることを指摘し、ロシアはベネズエラ経済におよそ40億ドルを投資したと語った。プーチン、マドゥロ両首脳が最後に会談を実施したのはほぼ1年前の2018年12月5日、マドゥロ氏のモスクワ訪問の際。今回の首脳会談では文書の調印は行われない。


2019年1月23日深夜から翌24日にかけて、ベネズエラではクーデターが試みられた。 ベネズエラ野党の指導者、フアン・グアイド国会議長はカラカスの路上で何万人もの支持者を前に集会を行った。米国は、ニコラス・マドゥロ大統領に対する反対運動のリーダーとなった、つい最近までほとんど世界に知られていなかった35歳のグアイド国会議長を支持している。カラカスでの反体制派によるデモンストレーションは、1958年に独裁者のマルコス・ペレス・ヒメネスがその座を追われた日にあわせて行なわれた。

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