豚肉不足で中国が米国に援助を要請

アフリカ豚コレラの伝染が原因で深刻な豚肉不足が生じたことを背景に、中国企業が米国の企業からの豚肉の購入の可能性を模索している。ブルームバーグが報じた。
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現在、購入の規模は未定だが約10万トンになる見込み。その一部は国の積立金から支出される。店頭から豚肉がなくならないために予め支出せざるを得なかった。

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報道によれば、10月に開始が予定される米中貿易紛争での次の定例会談が購入に影響する可能性がある。米国産の農産物の輸入は米国政府の主要条件の一つ。以前、中国はすでに米国産の大豆の購入量を増加させている。8月には168万トンを輸入したが、これはほぼ7月の2倍以上の量で、昨年の同月比では6倍にのぼる。

中国商務部では交渉を確認。同部代表によれば両国は豚肉と大豆の購入を約束したが合意内容は詳細まで確認されていないとAP通信が報じた。

アフリカ豚コレラの伝染により中国国内の豚肉が40%減少。世界でも主要な豚肉消費国のこうした状況により、今年はじめから食品の価格は70%高騰している。

中国の胡春華副首相は、2020年中旬までには状況に対処することができると予想している。

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