サウジ王太子が予言 大国がイランを抑止しなければ石油の驚異的高騰が発生

サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマーン王太子は、アブカイク市とクライス市にある「サウジ・アラムコ」社の石油施設への攻撃を、イラン側からの戦争行為と呼んだ。その際、同王太子は「軍事的対応は必要としない」とし「政治的解決の方がはるかにいい」という希望を表明した。
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米国のテレビチャンネルCBSニュースの番組「60分」に出演した際にサルマーン王太子は、世界の先進諸国がイランを制止することができないなら、「我われは事態がエスカレートするのを目にする」こととなり、「石油価格が驚異的に高騰する」と強調した。 

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なぜサウジアラビアの防空システムが施設への空爆を阻止できなかったについて説明したサルマーン王太子は、サウジアラビアは西ヨーロッパ全体よりも大きいことを強調。同王太子は「あらゆる面で脅威が存在する。すべて完全に対応することは困難だ」と弁明した。


報道によれば、CBSニュースは、「サウジ・アラムコ」社の施設への空爆を撮影した監視カメラの動画と一緒に、サルマーン王太子へのインタビューを解説した。アラブのメディアによれば、動画が公開されたのははじめてだという。

​14日未明、サウジアラビア東部にある国営石油会社サウジアラムコの石油施設が無人機による攻撃を受けて爆発、火災が発生した。イエメンの反政府武装組織フーシ派が犯行声明を出した。

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