統計によると、イタリア女性の平均寿命は85歳。マペッリ氏は、イタリア女性が見た目の若さを保ち、長生きできる要因を解明するための調査を行った。
イタリア女性は、十分な量のたんぱく質、ビタミンA、葉酸、ビタミンC、および抗酸化効果のある野菜をたくさん摂取していることが分かった。加えて、イタリア女性は高品質で信頼できる食材を使って自分で調理することを好む。
マペッリ氏は、肉または魚から1.1グラムのたんぱく質を毎日の献立に取り入れることを勧めている。これは、体に十分な筋肉量を確保するのに役立つからだ。また、香草や葉菜類(葉酸を含んでいる)、抗酸化物質やアミノ酸、カルシウムを体に提供する乳製品をより多く摂ることも勧めている。マペッリ氏は、しぼりたてのルビーグレープフルーツの生ジュースとナッツ(できればアーモンド一掴み)を含んだ朝食が理想的だと考えている。
しかしそう簡単にはいかない…
しかし、この朝食に複数の食事療法士から疑問の声が上がった。ロシアの食事療法士アンドレイ・ボブロフスキー氏は、一握りのナッツはカロリーが高いと指摘し、「私だったら1日に2~5個以上は食べないことを勧める」と述べている。またボブロフスキー氏は、グレープフルーツジュースに関しても疑問を呈しており、「果実を搾ると、果肉に一番大切な栄養素を残してしまう。カロリー、糖分、炭水化物を飲むことになる。飲んでも満腹感が得られるわけでもなく、さらには歯のエナメル質と消化管に影響を及ぼす」と語っている。
当サイトは以前、1日3食のメリットを疑問視した研究を紹介した。