ソーフーに掲載された記事によると、「戦略的核戦力を保有する国は覇者とみなされる」ため、戦略的核戦力は「平和維持の秘訣」とも呼ばれている。
記事の中では、ソ連が崩壊し、防衛予算は数分の一に減少したが、米国は今もロシアを恐れていると指摘されている。
またロシアの戦略的核戦力は完全なる戦闘準備態勢にあるため、「米国は常に防衛態勢をととのえておくことを余儀なくされている」という。
ソーフーは、先に米国が極めて重要な中距離核戦力(INF) 全廃条約などの核軍縮条約からの離脱を決定したことは、ロシアに強い戦略的圧力を与えたと主張している。一方、ロシアは、軍事演習「グロム2019」により、今後数年間のロシアの安全保障は戦略的核戦力によって保証されることを全世界に明確に示した。
先に米ナショナル・インタレスト誌は、ロシアの戦略的原子力潜水艦「ユーリー・ドルゴルーキー」は「本物の終末兵器」だと指摘した。
独シュテルン誌は4月、ロシアの新たな原子力潜水艦「ベルゴロド」や、終末兵器と呼ばれるロシアの魚雷「ポセイドン」に対する懸念を表した。