フィギュア特集

新星のごとく現れた彼女は誰? アリョーナ・コストルナヤが語る 浅田真央さん、神経外科医、回転寿司

ロシアのアリョーナ・コストルナヤ選手(16)は、フィギュアスケート史上、わずが9人の女子しか成功したことにないという、非の打ちどころのないトリプルアクセルで武装し、シニアの大会に乗り込んできた。このジャンプ力と主人公のイメージの独自の解釈、また音楽を才能豊かに体現することで、グランプリシリーズ第3戦のフランス国際で堂々の1位を勝ち取り、五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワを凌駕することができた。
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コストルナヤ選手はつい最近まではミックスゾーンにひとりぼっちで佇み、記者が問いかけてくれるのを待っている存在だったが、新たなスターとなった今、彼女に話を聞こうとする記者たちは引きも切らない。コストルナヤ選手がこれだけの成功をおさめた理由はなにか、誰が彼女のお手本なのか、練習がオフのときの余暇は誰と何をしているか、みんなが知りたがっている。スプートニクはこうした質問をエキシビションに出る前のコストルナヤ選手にぶつけることができた。

憧れのスケーター

スプートニク:「カロリーナ・コストナー選手(伊)を見習っているとよくおっしゃいますが、他にお手本にしているスケーターはいますか?」

コストルナヤ選手:「浅田真央さん、キム・ユナさんの演技をよく見ます。ふたりはインスピレーションを与えてくれますから。でも基本的には自分自身の道を探していますが…。」

医学の道

スプートニク:「医学に興味をお持ちで、将来は神経外科医になることも考えられているとか、本当ですか?」

コストルナヤ選手:「本当ですよ! ずっと前から神経外科医になることを夢見てきたんですけど、今は医大に入るための必須科目を念入りに調べる暇もないので、とりあえずフィギュアスケートにすべて集中しているんです。」

スプートニク:「手術台に向かって、メスを握っているところ、想像できますか? 怖くない?」 

コストルナヤ選手:「全然(ニッコリ微笑む)。このテーマの動画はYouTubeでたくさん見てきましたし、いろんなパブリックに登録しています。ドクターもののシリーズドラマを見るのが好き。面白いもの。」

食べ物のこと

スプートニク:「食生活についての質問です。これは食べちゃだめと禁じられている食べ物はありますか?」

コストルナヤ選手:「基本的には何でも食べていいのですが、量には制限があります。」

スプートニク:「前のインタビューで日本に行ったときの印象を語ってくれましたが、和食の話には触れませんでしたね。日本の料理はおいしかったですか?」

コストルナヤ選手:「 ええ、回転寿司が大好きになりました! それから天ぷら!」

友達について

スプートニク:「一緒に遊ぶお友達はいますか?」

コストルナヤ選手:「いますよ。狭い範囲の友達ですけど。幼い頃から一緒にスケートをやってきた。その中には今、ペアを組んでいる人もいれば、自身がコーチになった人もいます。今でも連絡を取り合っていて、一緒にバカンスにいったり、会ったりしています。」

 

ホビーについて

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スプートニク:「トレーニングと学業の間で自由な時間はありますか? フィギュアスケートからホビーへの切り替えはうまくいきますか?」 

コストルナヤ選手:「自由な時間はほとんどないんです。でも時々、自分がやっていることの種類を変える必要はありますね。そんなときだいたい絵をかいたり、ダンスをしたり、乗馬を楽しみます。」

スプートニク:「すごい! 乗馬もするんですか?」

コストルナヤ選手:「時間ができるとトレーニングをしています。」


昨シーズン、ジュニアのグランプリ・ファイナルで優勝したコストルナヤは今回、ショート、フリー両プログラムで優勝し、236.00点を獲得した。フリープログラムでコストルナヤは2度のトリプルアクセルを一点のミスもなく、見事に決めた。平昌五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワ(ロシア)は216.00点で2位に、3位は212.89点を獲得した米国のマライア・ベルが占めた。


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