シリア政府軍はここ数年で初めて同国内の油田を確保した。油田は同国北東部のハサカ県にあるルメイラン市に位置している。ラジオ局はこれまで油田がどの権力の支配下にあったかについては言及していない。
米国はシリアの油田保護を継続する方針を立てており、米国防省のマーク・エスパー長官は略奪の動きには武力でもって応じるとしていた。また、米国はシリアの油田地帯にロシア軍、シリア軍ともに侵入を許さないとも発言していた。
一方、露国防省のイーゴリ・コナシェンコフ公式報道官によれば、米国はシリアの油田から毎月およそ3000万ドルの収益を上げている。また、ロシアのラブロフ外相は米国がシリアの石油を国外に輸送し、そこから得られた利益で米軍は親米部隊を維持しているとして、米国の中東政策を批判した。
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