必要なのは水を酸素と水素に分解し、その後水素を二酸化炭素と結合させるための電気のみ。Air Co.社共同設立者で技術部長のステンファン・シハン氏は「工程には植物の光合成と全く同じ原理が使われている。ただし、それをもっと効率よく行っている」と語る。
製造者によると、環境に優しいウォッカ1本の製造で処理される二酸化炭素量は、成木8本の処理量に相当するという。一方、通常のウォッカ製造では約6㎏の温室効果ガスが発生する。
水と空気で作るウォッカ1本(750ml)の価格は米国で65ドル。今のところ購入できるのはニューヨークの一部のバーやレストランのみだが、メーカーは2020年には通常のショップにも販売する予定だという。CNBCの記者は新ウォッカを試飲し、味は通常ウォッカと何の違いもないとコメントした。