仏領の島 人食いザメが出た同じ場所で新たな犠牲者

今月2日、サメの襲撃による死者が出たフランス領レユニオン島でまた1人、新たな犠牲者が出た。レユニオン島は地元政府の触れ込みでは「安全な島」とされてきたが、先日のスコットランドからの観光客に続いて、今回は地元の男性が死亡している。ニュースポータル「エクスプレス」が報じた。
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今回、地元に住むオリバー・アンジェロスさんが死亡したのは、数日前に人殺しサメが捕獲された、まさに同じ場所。捕獲されたサメの胃の中から、スコットランドから観光に来て行方不明となっていたリチャード・ターナーさんの片手が発見された。死亡した2人は両者とも泳ぎに自信があったが、数日の間をおいて同じ場所で謎の死を遂げた。アンジェロスさんの死亡原因、状況についてはまだ明らかにされておらず、警察が調べを進めている。

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11月2日、レユニオン島ラグーナのサンゴ礁で何が起きたのか

11月2日、スコットランドから妻を伴い、観光に来ていたリチャード・ターナー氏はシュノーケリングとマスクを着け、海岸からわずか数メートルの場所を泳いでいる最中に姿を消した。数日後、リゾート客らが利用するビーチの近くでイタチザメが捕獲され、その胃の中から噛み千切られた人間の片手が見つかった。指にはめられていた結婚指輪からターナー氏の妻はそれが夫のものであることを確認した。その後行われたDNA鑑定でも遺体の一部がターナー氏のものであることが確証されている。ただしターナー氏がどういう状況でサメの犠牲となったかは、未だにはっきりしていない。


フランス領のレユニオン島はマダガスカル共和国から700キロのインド洋に位置する。多くの海岸はたくさんのサメが生息することから遊泳やサーフィンが禁止されている。この3年間でレユニオン島沿岸ではサメによる被害が24件発生しており、11人が死亡している。

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