トランプ大統領 平等な条件での中国との貿易取引の締結を拒否

22日、米国のドナルド・トランプ大統領は、米中の貿易取引は平等な条件ではまちがいなく締結されないと表明した。
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トランプ大統領は、「私は彼(中国の習近平国家主席)に、平等な条件での取引はあり得ないと告げた」とテレビチャンネル「フォックス・ニュース」の放送で語った。

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トランプ大統領によれば、それは不可能であり、なぜなら長年にわたり米国と中国の間には年間約5千億ドルの利益が中国にもたらされたという2国間の不均衡があったからだという。このことに関わって同大統領は、同等の権利にもとづく取引について中国のリーダーが最近言及したことを快く思っていないと強調した。

習近平国家主席は、「我われは相互尊重と平等の原則にそって『米国との』貿易取引の第1段階に取り組むことを望む」と発言、同氏の言葉を引用しロイター通信が報じた。

習近平国家主席は、中国は米国との貿易紛争の引き金を引くことはしないが、しかし、そのことを恐れてもおらず、必要な場合には米国との関係で対策を講ずる用意もあると強調した。


米中貿易戦争

米中貿易戦争で中国が勝てば日本に有利:その理由とは?
米国は4月初め、米製品に対し中国が知的権利を侵害していることに対する報復として輸入関税を導入する可能性がある中国製品1300品目からなるリストを公表。

一方、中国国務院は、米国から輸入される106品目の製品に対し25%の関税導入を決定した。

その結果、あとに続く数カ月にわたって、双方は極めて攻撃的な政策を互いに対して実施してきた。エコノミストらの話では、このことは世界経済を不安定化させる可能性がある。

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