ローマ教皇、被爆地の長崎で核兵器廃絶のメッセージ

ローマ教皇フランシスコが24日、長崎市の爆心地公園を訪れ、スピーチを行った。NHKが伝えた。
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ローマ教皇はスピーチの中で「この場所は私たち人間がどれだけひどい苦痛と悲しみをもたらすかを深く認識させる」と表明し、核兵器の非人道性を非難した。

また、ローマ教皇は「核兵器のない世界が可能であり、必要であるということを確信しています。政治リーダーの方々、核兵器は国際社会や国家の安全保障を脅かすものから私たちを守ってくれるものではないということを心に刻んでください」と強調した。

さらにローマ教皇は各国の政治リーダーに対して「私たちは、多国間主義が衰退するのを目の当たりにし、最新兵器の技術開発が進むなかでは非常に深刻な状況にあるのです。あらゆる国のリーダーがいますぐこの問題に注意を払い、取り組むべきなのです」と訴えた。

ローマ教皇は11月26日まで滞在し、その後、広島を訪れる予定。また数千人の信者を前に東京でミサも行われる。

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