フィギュア特集

NHK杯銅メダリスト、カナダのロマン・サドフスキー選手 日本人の彼女、そして日本への愛について

先週閉幕したグランプリシリーズ日本大会(NHK杯、真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)の結果は、概ね大会前の専門家の意見と一致していた。しかしロマン・サドフスキー選手(カナダ、男子シングル)の表彰台乗りを予想した人は誰もいなかった。サドフスキー選手は「スケートカナダ」ではこれといった成績を収めていたわけではなかった。スプートニク通信特派員はNHK杯銅メダリストとなったサドフスキー選手に取材し、同選手が日本と多くの関わりをもっていることを突き止めた。
この記事をSputnikで読む

YouTubeブログ、そして日本文化に対する愛

サドフスキー選手はインタビューの中で日本文化への愛を語った。日本ファンが大体そうであるように、アニメとラーメンが大好きだ。同選手はユーチューバーとして自分の生活や練習、趣味について情報発信している。ブログには彼の日本人の彼女も登場する。

サドフスキー選手:「ええ、確かに僕の彼女は日本人です。“りりか”といいます。かつて同じリンクで練習していました。彼女はもうフィギュアスケートをやっていないけれど、同じ大学で勉強しています。彼女とはもう長い付き合いです」

NHK杯には初参加でしたが、これまで日本には何度か来たことがあります。横浜のジュニア大会にも出場しましたが、本当に素晴らしいです。日本のファンは世界一だと思います!

*サドフスキー選手の彼女がカナダ「オータムクラシック」に向けて用意したバナー。

ホッケーに憧れていたが、結果的にフィギュアスケーターに

サドフスキー選手:「スケートは5歳で始めました。カナダの少年なら誰でもそうですが、ホッケー選手になりたいと思っていました。ところがホッケーを始める前に、コーチがフィギュアからやってみたらと言ったんです。スケート靴で滑る技術をマスターするのは大事だから、と。最初はこの考え方には賛成しなかったけど、気づけばフィギュアに夢中になっていました」

当時のサドフスキー選手にとってインスピレーションを与えたのはジェフリー・バトル氏だった。バトル選手を見て、フィギュアスケートは単なるジャンプではなく、それを遥かに超えた何かなのだと理解した。現在バトル氏は羽生選手の振付も行っている。

グランプリシリーズの前回(=スケートカナダ)では10位でした。今回3位と躍進した秘訣は?

サドフスキー選手:継続的に実践経験を得ていることが役に立っていると思います。シニアに上がったのはつい最近なので、今の目標はできるだけ多くの大会に出場して経験を積むことです。

フィギュアスケート2019-2020シーズンGPシリーズの予定、GPシリーズに出場する最も人気のあるフィギュアスケート選手のリスト等はスプートニクの特設ページをご覧ください。

コメント