科学ニュースサイト「EurekAlert!」によると、ブラックホール「LB-1」は地球から1万5000光年の距離にあり、質量は太陽の約70倍。これは大きな天体の崩壊でできる所謂「恒星質量ブラックホール」。
恒星進化モデルによると、天の川銀河にこれほどの質量のブラックホールは出現しない。銀河系の大きな恒星は存在の最後の段階で大部分の質量を失うため、死後、このような規模のブラックホールに変わることはできないと考えられていた。
だがLB-1は、恒星の死によって形成されるブラックホールの2倍以上だ。
学者らは、今回の発見がブラックホールの形成モデルの見直しを余儀なくさせていると指摘している。
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