同紙は「ソ連崩壊後のロシアで最大のプロジェクトであるガスパイプライン『シベリアの力』は、米国に挑戦する2つの大国の協力関係を強化する現実的なつながりである」と述べている。
さらに、同紙は米コロンビア大学の上級研究員で元CIAアナリストのエリカ・ダウンズ氏の言葉を引用して「中国とロシアは力を合わせ、米国主導の世界秩序に代わるものがあるというシグナルを送った」と報じている。
ウォール・ストリート・ジャーナル紙は「たとえ米中が貿易協定を策定し、エネルギー資源価格の引き下げに合意したとしても」、中国へのロシアの天然ガスの供給は「米国の液化天然ガス供給者にとっては大きな障害となるだろう」と指摘している。