トルコ大統領 米国はインディアン大虐殺を認めよ

トルコのエルドアン大統領は、1915年のアルメニア人大虐殺の事実を米国が認定した報復として、米国植民地化における先住民族のインディアンの大虐殺を認定する決議を採択するよう迫った。
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エルドアン大統領はハベルTV局に出演した際に「我々も我々の議会の同様の決議をもってあなた方に対抗する必要がある。そしてこれを行っていく。米国を語る際にインディアンの事実は黙視できるとでもいうのか」と語った。

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エルドアン大統領は、先住民族のインディアン絶滅は米国史の恥ずべき1ページと強調した。

12月12日、米会議はオスマン帝国がアルメニア人大虐殺を行ったと認定する決議を採択した。決議には合衆国はアルメニア人大量虐殺を公式的な認定と記憶によって行うべきと書かれている。議会がこの決議を検討に付した背景には米国とトルコの関係悪化がある。

19世紀末から20世紀初頭にかけてオスマン帝国はアルメニア人を迫害。一連の歴史家らの試算では1915年に殺害されたアルメニア人の数は150万人を超す。この大虐殺の事実は世界20か国以上に認定されている。

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