宇野選手は、幼い頃から指導を受けてきた山田満知子、樋口美穂子両コーチのもとを昨季で巣立っただが、今季はメインコーチ不在のまま苦しい戦いを強いられた。同選手によれば、今季はゴタゴタした中でシーズンが始まったが、地に足がつくようになり、今後の方向も大体決まってきたという。インタビューでは、「ステファンのところにお邪魔することにって…」と同コーチの名をうっかりあげ、「言っちゃった」と照れ笑いを浮かべるというハプニングのおまけがついた。
今大会ではトーループ、フリップの2種類の4回転ジャンプを予定しているという。公式練習で感触をつかみ、「やっと通常に戻れた」と充実感を示した。
コーチ不在で臨んだGPシリーズでは、初戦とフランス杯が8位で終わるなど悔し涙を流した。ロシア杯ではランビエル氏がリンクサイドに姿を見せ、スイスで同氏にコーチを受けたこともあり、ステファン・ランビエル氏のコーチ就任が予想されていた。
宇野昌磨選手については、ロシアのエテリ・トゥトベリーゼコーチのもとでの夏季合宿後、今季はメインコーチなしで大会に挑むということが報道されていた。