イドリブ県でテロ組織がシリア政府軍に2度の攻撃

テロ組織がシリア政府軍の基地に対し、2度にわたって攻撃を仕掛けた。攻撃が仕掛けられたのは同国北西部イドリブ県のジャルジャナズにある基地。いずれの攻撃も撃退され、シリア政府軍側に犠牲者はいない。露国防省のユーリー・ボレンコフ・シリア各派調整センター長がブリーフィングで明らかにした。
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センター長によれば、攻撃を仕掛けたのは過激派テロ組織「タハリール・アル=シャーム」の戦闘員らで、反政府武装勢力「自由シリア軍」による支援を受けて攻撃は行われた。

いずれも、重機関銃を搭載したトラック数両による援護射撃を受けながら、50人規模の戦闘員が攻撃に加わった。シリア政府軍はいずれの攻撃も退け、30人近くの戦闘員をせん滅した。

シリアでは2011年に紛争が始まった。2017年末にはテロ組織「ダーイシュ(IS、イスラム国)」 に対する勝利がシリアとイラクで宣言されたものの、各地では紛争がいまだに続いている。現時点では、シリアの政治的回復、および難民の帰国に向けた調整が進められている。

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