プーチン大統領の主な達成としてブルームバーグが指摘しているのは「わずかな」予算で地政学的影響を拡大する能力。米国がロシアの2倍もの国防費をはたいている一方で「ロシアは中東で再び主力となり、アフリカへの影響を拡大している」と書いている。
ブルームバーグは、ロシアはウクライナとの紛争後、物質面で財政バランスに注意を傾けたため、「世界では最も健全な財政バランスの国に数えられる」と評価した。
一方でブルームバーグは、プーチン氏はすでに、現行法では2024年の大統領選挙には自分は参加できず、その際に何が起こるかを考えていると指摘している。プーチン大統領は自分が政権に残ることができるよう、これまで数度にわたって憲法修正を行うことも除外しておらず、まさにこうしたアプローチが「最も安全」との見方を示した上で、現在「最もリスクの高いマヌーバのための土壌が用意されている」と強調している。
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