環境意識の高まりから欧州では二酸化炭素の排出量の少ない移動手段を選ぶ人が増えている。飛行機や大型フェリーに比べ、 鉄道は二酸化炭素の排出量が少ない。ドイツ政府は今年9月に包括的な温暖化対策の一環として鉄道運賃を下げ、利用者の拡大に努めると発表していた。逆に飛行機運賃は来年4月から割高になる見通し。
ドイツでも温室効果ガスの削減を提唱し、環境保護を訴えるスウェーデンのグレタ・トゥンベリさんの活動への注目は極めて高い。グレタさんは先日、 マドリードのCOP25会議からの帰り道にドイツ鉄道を利用した際に、車両の混雑ぶりをツイッターで紹介し、これに対してドイツ鉄道から皮肉の応酬を受けている。