プーチン大統領 ドイツのメルケル首相と11日にモスクワで会談 米国による空爆後の中東情勢について

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領の招待を受け、ドイツのアンゲラ・メルケル首相がロシアを訪問する。このモスクワ訪問では、イランのバクダットの空港を米国が空爆したことによる中東の緊張のエスカレートについても討議することが予定されている。大統領のプレスサービスが発表した。
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発表では、「1月11日、ウラジーミル・プーチン大統領の招待でドイツのアンゲラ・メルケル首相がロシアを訪問する」ことが明らかにされた。

イラクで新たな空爆 米軍は否定
モスクワでの交渉では、米国のバクダットの空港への攻撃による中東での緊張のエスカレートについても討議がされる予定。

発表では、「交渉の中では、シリアやレバノン、1月3日にバクダットの空港へ米国が空爆を行ったことによる中東での緊張のエスカレートといった国際的な緊急の課題について討議が行われる予定である」と強調された。

ソレイマニ司令官の死亡

特殊部隊「コッズ部隊」のソレイマニ司令官は2日夜、イラクの首都バグダッドの空港で米国の空爆によって殺害された。ソレイマニ司令官と共にイラクのイスラム教シーア派組織「人民動員隊(Hashed al- Shaabi)」の司令官数人も死亡した。

米国防総省は、バグダッドの空港への攻撃はトランプ米大統領の承認を得ていたと発表した。米国はソレイマニ司令官について、在イラク米大使館やイラクにある有志連合の基地への襲撃に関与していたと考えている。 

イランのザリフ外相は、ソレイマニ司令官殺害は「国際テロ行為だ」と指摘した。

ロシアは、イラン革命防衛隊のソレイマニ司令官が殺害されたことについて、アバンチュール的行為であり、地域全体の緊張を高めると考えている。

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