アンティクティ誌によると、ベタ・サマティの遺物の年代がこのことを証明しているという。
アクサム王国以前の謎に満ちた文明
ベタ・サマティの出土品は放射性炭素年代測定の結果、紀元前771~645年までのものであることが明らかになった。このことは、発見された集落が、アクスム王国の全ての時代の間だけではなく、王国の建国以前にも存在していたことを意味している。
この発見により研究者らは、アクサム王国が古代遊牧民族の集落が崩壊した場所に誕生したのではなく、サハラ以南のアフリカで最も初期の国家を形成した謎に満ちた文明の直接の後継者であると結論付けた。
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