米大統領「今は適切な時期でない」 イラクからの部隊撤退を否定

トランプ大統領は7日、今は米国にとってイラクから駐留部隊を撤退させるのに適切な時期ではないと述べた。イラク議会が外国部隊の駐留終了を求める決議案を可決した後、撤退の準備を示唆する米国の書簡草案を巡り混乱が生じていた。ブルームバーグが報じた。
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トランプ大統領はホワイトハウスでギリシャのミツォタキス首相と会談した際、「最終的にはわれわれはイラクに任せられればよいと考えている。今は適切な時期ではない」と発言した。米国が撤退すればイランに足掛かりを与えることになるため、撤退は間違っていると説明した。

6日には、米国主導の有志連合がイラク撤退に先立ち部隊を再編するという内容の書簡がバグダッドの軍当局者に送付されたと伝えられていた。米軍のミリー統合参謀本部議長はその後、記者団に対し、この書簡は草案であり、決して送付されるべきではなかったと釈明した。

一方、エスパー米国防長官は7日、イラク政府から部隊撤退の要請を一切受けていないと語った。

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