調査を行ったクリス・ディックマン教授は、ニューサウスウェールズ州で8億匹以上の動物が、また国全体では10億匹を超える動物が森林火災によって命を落としたと明らかにした。
しかしこの数字は世界自然保護基金(WWF)の報告の2007年の動物の生息数に基づいていることから、実際の死亡頭数はさらに多い恐れもある。
オーストラリア森林火災
2019年10月中旬、オーストラリア東部沿岸で大規模な森林火災が発生した。
これまでのところ、火災エリアはニューサウスウェールズ州、ビクトリア州と同国の南東部の大部分を占めている。南部沿岸のいくつかの地域は観光客の立ち入りが禁止され、地元住民には緊急避難が発令された。
火災により、森林800万ヘクタール以上、約3千棟の家屋、4千戸以上の公共施設や収穫物の保管庫が損壊した。また2019年10月以来、4人の消防士を含む25人がこの火災で亡くなっている。
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