これより前、イランのイブラヒム・ライシ司法相は、ソレイマニ司令官殺害の罪で米トランプ大統領の責任を追及する必要があることを示唆していた。
司法省公式報道官は、「我々はソレイマニ司令官殺害に関し、国際裁判所において米軍、米政府、米トランプ大統領の責任を追及する構えだ」と述べた。
同報道官は、イランは米国訴追にはイラン高等裁判所、イラク国内の裁判所、国際裁判所と3つの方法があると強調した。
ソレイマニ司令官の死亡
特殊部隊「コッズ部隊」のソレイマニ司令官は2日夜、 イラクの首都バグダッドの空港で米国の空爆によって殺害された。 ソレイマニ司令官と共にイラクのイスラム教シーア派組織「 人民動員隊(Hashed al- Shaabi)」の司令官数人も死亡した。
米国防総省は、 バグダッドの空港への攻撃はトランプ米大統領の承認を得ていたと 発表した。米国はソレイマニ司令官について、 在イラク米大使館やイラクにある有志連合の基地への襲撃に関与し ていたと考えている。
イランのザリフ外相は、ソレイマニ司令官殺害は「 国際テロ行為だ」と指摘した。