国際プロジェクトCONNECT, BTSには22人のアーティストが参加し、その中にはアントニー・ゴームリー氏やトマス・サラチェーノ氏、アン・ベロニカ・ヤンセン氏といった面々が名を連ねる。プロジェクトの構成には、ハンス・ウルリッヒ・オブリスト氏やステファニー・ローゼンタール氏といった欧州を代表するキュレターらが参加し、メインキュレターをイ・デヒョン氏が努めた。国際プロジェクトCONNECT, BTSのために、展示プロジェクトのオープニング用にいくつかのショート動画が特別に用意された。
イ・デヒョン氏は、「プロジェクトのメインテーマは、多様性や愛、心づかいの支援に対するBTSの特別な観点」と説明する。同氏は、このプロジェクトは寛容や相互理解について深く考えることに役立つとし、「芸術は世界を変えることはできないが、しかし、私たちはそのために人々を突き動かすことができる」と強調した。
ロンドン
デンマークの芸術家ジェイコブ・クドスク・ステーンセン氏は、サーペンタイン・ギャラリーで森のデジタル・シュミレーションであるCatharsisを取り組んだ。この作品はオンラインで閲覧することができる。
ベルリン
マルティン・グロピウス・バウ美術館では、プログラムRituals of Careが企画されており、世界の17人のアーティストによって用意されたパフォーマンスが公開される。プロジェクトは、人々の相互理解を探求し、サウンドスペースや癒しの儀式と実験的舞踏の統一が図られる。
ブエノスアイレス
アルゼンチンの芸術家トマス・サラチェーノ氏は、プロジェクトFly with Aerocene Pachaを企画し、科学と芸術、環境保護の積極的取り組みを融合させる。サラチェーノ氏は、塩地サリーナス・グランデスに隣接するコミュニティーの支援を行なっており、そこはリチウム採掘による脅威にさらされている。サラチェーノ氏の新しい作品は、日常的な技術的デバイスなしに、太陽や大気の力で地上を人々が飛翔する際の世界的記録のドキュメンテーション。
ニューヨーク
英国の彫刻家アントニー・ゴームリー氏が「空間に描く」を企画する。同氏は長さ11マイルのアルミニウム管から新しい作品を創作する。