日本での外国人旅行者の消費額4.8兆円 7年連続で最高額を更新

国土交通省の日本観光局が訪日した外国人旅行者の消費額についての調査(速報)を発表した。調査では、7年連続で過去最高を更新し、訪日外国人旅行者消費額は4兆8113円(前年比6.5%増)となり、また、訪日外国人(一般客)の1人あたりの旅行での支出額は15万8千円(前年比3.5%増)となった。調査結果からは、日本へ海外旅行は依然として好調を維持しており、それにともなう日本国内での旅行者の消費もかつてなく多くなっていることが明らかとなった。
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2019年の訪日外国人旅行消費額(速報)は、4兆8119円となり、7年連続で過去最高額を更新した。

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旅行消費額の国別調査では、中国の額が突出しており、その割合は全体の36.8%に達している。2位以下ではアジア各国の旅行者の消費が多いのが特徴といえる。上位3カ国の結果は以下の通り。

1.中国17,718億円(36.8%)、2.台湾5,506億円(11.4%)、3.韓国4,209億円(8.7%)

ロシアは218億円(0.5%)だった。

また、外国人旅行者1人あたりの支出平均は約15万8千円で、前年同期比で3.5%の増加となっている。上位3カ国は以下のとおり。

1.オーストラリア24万9128円、2.英国24万1530円、3.フランス23万7648円

ロシアは18万3294円だった。

また、一般客1人あたりの費用別の旅行支出は、買い物代5万3千円がもっとも多く、続いて宿泊費4万7千円、飲食代3万5千円という結果だった。

今年は東京五輪も開催されることから、さらに多くの外国人観光客の増加が予想される。ぜひ、日本の文化や伝統について多くを感じ取ってもらいたい。

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