ノートルダム大聖堂の屋根でミツバチの養蜂 火災を生き延び、再び巣作り【動画・写真】

パリのノートルダム大聖堂の屋根には2013年からミツバチが生息している。専門家らは、2019年4月に発生した火災によりノートルダム大聖堂の屋根や尖塔のみならず、ミツバチの巣箱まで焼失したと心配していたが、幸いにもそうではなかった。「ガーディアン」紙が報じた。
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養蜂家シビル・ムーレン氏は、当局はミツバチの巣箱を撤去するよう要請したが、ミツバチがなんとか寺院の火災を生き延びていたことから、巣箱の撤去は見送られることになった。

現在、屋根には3つの巣箱が配置され、それぞれに3万から4万5千匹のミツバチが生息している。「巣箱での養蜂はうまくいっている」とムーレン氏は語った

おそらくミツバチは、巣箱が主たる屋根より30メートル低い位置にあったために救われた。

はじめ専門家たちは、炎が巣箱を襲わなくても、高温でミツバチが死んでしまうのではないかと心配した。しかし、無事に生き残ることができ、昨年7月には巣箱から66キロの蜂蜜が集められた。

養蜂が行なわれている巣箱があるのはノートルダム大聖堂の屋根だけではなく、ガルニエ宮やオルセー美術館、王宮、コメディ・フランセーズといった市内の有名な建物の屋根にも配置されている。

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