ロシアの航空会社 中国との定期便を全て運休=露運輸省

ロシアの航空会社は2020年2月1日午前0時以降、ロシア発中国行きの定期便をすべて運航停止とした。2月2日以降は中国発ロシア行きの定期便もすべて停止する。1月31日にロシア連邦運輸省で開かれた作業部会で決定された。
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運輸省で開かれた作業部会には新型コロナウイルス対策本部の代表者が出席し、ロシアと中国間の航空定期輸送について緊急協議が行われた。この協議により、ロシアと中国を結ぶ定期便はすべて運航停止となり、旅行客の輸送には今後、チャーター機が使用されることとなった。

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ロシアの航空会社「S7」も1月31日に発表したプレスリリースの中で中国とロシア間の定期便を運航停止とし、今後はチャーター機で輸送を行うことを明らかにした。

なお、ロシア発のチャーター機に搭乗できるのは中国と香港の市民に限定される。一方、中国発のチャーター機にはロシア、および独立国家共同体(CIS)圏の国籍を持つ旅行客に限定される。

この運航規制により、購入済みの航空券がキャンセルとなった旅行客に対しては返金手続きが行われる。

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31日、ロシアで初の新型コロナウイルスの感染例が確認された。ウイルスの拡大に関連し、ロシアでは中国行きの航空機が規制され、また、中国国境が閉鎖されている。現在、中国に滞在し、帰国を希望するロシア人に関しては、避難の援助が実施される。

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