「ダイヤモンド・プリンセス」号に乗船している旅行客のうち、発熱や咳などの症状がある人と濃厚接触した、合わせて273人から検体を採取してウイルス検査を行ったところ、10人が新型肺炎にかかっていることが確認された。
横浜市消防局によれば、5日朝、神奈川県から要請があり、クルーズ船から10人を医療機関に搬送するため、救急車を横浜海上防災基地に出動させた。搬送先は神奈川県内の複数の医療機関とみられる。
この事態を受けて加藤厚生労働大臣は記者会見し、船内に残る乗客と乗組員については原則として14日間、船内に引き続きとどまってもらう方針を明らかにした。