紀平選手は「結構何事もポジティブにとらえられる性格」と自己分析をし、さらに次のように答えている。
「何が不安なことがあってもそれは自分に与えられた試練だ、成功できる人なのかが試されているんだから、どんな試練でも絶対あきらめずに乗り越えようと思うところ。」
今回の四大陸の紀平の演技を、彼女の強さを知るロシアのフィギュア界まもちろん注視してきた。タチアナ・タラソワ氏もショートプログラムが終わった時点でコメントを出し、紀平の演技を見終えた感想を「フィギュアスケートの世界選手権でロシア人選手たちの強力なライバルになるだろう」と締めくくっている。ロシアは今、若干15歳、16歳のスーパートリオを持ち駒に、飛ぶ鳥を落とす勢いで躍進しているが、それでもめきめきと力をつける紀平はトリオにとっては世界で唯一のライバルであり、十分互角で戦える存在だと認識されている。3月の世界選手権が火花のとぶ戦いになることは間違いない。
四大陸選手権
2月6日から9日まで韓国ソウルでフィギュアスケート四大陸選手権が行われる。同選手権では米国、アジア、アフリカ、豪州、 オセアニア地域の選手がタイトルを争う。ISU( 国際スケート連盟)加盟国に関しては、 男女シングルは最大各3選手、 ペア及びアイスダンスは最大各3組が出場できる。 今大会は紀平梨花選手、羽生結弦選手、ユ・ヨン選手、 ブレイディ・テネル選手などのスターが出場予定。
とにかく強い紀平 自身が語る、成功のカギとなる性格は?
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