「社会主義者」サンダース氏 富裕層への課税率引き上げを約束

米大統領選の候補者選びで民主党から立候補しているバーニー・サンダース上院議員は選挙に勝利した際、富裕層や大企業への課税率を大幅に引き上げることを約束した。サンダース上院議員は社会主義者として知られる左派の候補者。
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サンダース議員は2月9日、CNNテレビの生中継で演説を行い、富裕層への課税率引き上げを約束した。サンダース氏によれば、米国では国民の半数が手にする富と同じ規模の資産をわずか3人の人間が握っており、「ほとんどの国民は次の給料日まで家計を切り詰める日々を送っている」。さらには50万の人々が路上生活を送っているとしたうえで、「富裕層も大企業も相応の税金を支払うべき」とした。

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CNNテレビの司会者がサンダース氏の「社会主義者」という立場は民主主義の国民を怖気づかせるのではないか、と質問したのに対し、同氏は「我々の政策こそ大半の米国民にとって必要なのだ」と理解を求めた。

サンダース氏はアイオワ州で実施された党員集会の選挙でピート・ブティジェッジ氏に僅差で敗れた。元副大統領のジョー・バイデン氏は4位と全く振るわなかった。

また、サンダース氏は最近のテレビ討論でブティジェッジ氏が40人の億万長者から選挙資金を受けたとして批判した。ブティジェッジ氏はこれに対し、同氏の選挙活動が広く受け入れられていることの証拠と批判をかわした。続いて民主党公認指名争いの選挙は2月11日にニューハンプシャー州で行われる。

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