日本と韓国に滞在歴のある人は2週間の隔離=イスラエル保健省

イスラエルは日本と韓国に滞在歴のある国民に対し、2週間の隔離措置を義務として実施する。命令に応じない場合、懲役7年以下の罰則に処される。イスラエルの保健省が緊急記者会見で明らかにした。会見はインターネットでも同時配信された。
この記事をSputnikで読む

イスラエル当局は2月、中国やタイ、香港、シンガポール、マカオに滞在歴のある国民に対して2週間の隔離措置をすでに実施していた。隔離措置を守らずに外出した人は処罰の対象としている。また、上記の国に滞在歴のある外国人の入国を禁止している。

イタリアで新型コロナウイルスの感染拡大 死者2人 感染者79人

今回の措置でイスラエル政府は日本と韓国も隔離措置の対象地域に加えた。イスラエル保健省の担当者は記者会見で、「韓国と日本からイスラエルを訪問する人は全員、2週間の隔離措置を受けることとする」と発言した。

イスラエルでは22日、韓国からの旅行客が新型コロナウイルスに感染していることが発覚し、感染症の緊急対策本部が設置された。韓国の旅行客はエルサレムやネタニヤ、ティベリアス湖、死海などを観光。帰国後の検査で9人が新型コロナウイルスに感染していることが明らかになった。

イスラエル当局は韓国人旅行客と濃厚接触した国民に対し、2週間の隔離措置を受けるよう要請している。

サムスンが作業員の新型コロナウイルス発症で工場を2日間閉鎖、国外へ感染拡大も

なお、イスラエル政府は2月20日、感染拡大地域から帰国した人が隔離措置を受けなかった場合、懲役7年以下の罰則に処すと警告を発していた。

中国の新型コロナウイルス

中国当局は12月末、武漢市で原因不明の肺炎が発生したと発表した。最初の患者たちは海鮮市場に出入りしていた。

専門家らは、暫定的に新型コロナウイルス2019-nCoVが疾患の原因と判断した。


スプートニクは新型コロナウイルスに関するその他の疑問と回答について別記事でご紹介している。こちらの記事およびこちらの記事をお読み下さい。

コメント