韓国疾病対策センターの最新の発表によれば、感染者は602人に達し、死者は5人を数えた。一方で18人が完治している。
これまで明らかになったところでは、31人目の感染者となった大邱市の61歳の女性は中国の渡航歴がないことから、病院で感染の検査を拒否していた。女性は感染した状態で大邱市の新興宗教団体「新天地イエス教会」の礼拝に出席し、集団感染を拡大させてしまった。
イスラエルでは22日、韓国からの旅行客が新型コロナウイルスに感染していることが発覚し、感染症の緊急対策本部が設置された。韓国の旅行客はエルサレムやネタニヤ、ティベリアス湖、死海などを観光。帰国後の検査で9人が新型コロナウイルスに感染していることが明らかになった。こうした事態を受けてイスラエル政府は日本と韓国に滞在歴のある人に対し、2週間の隔離措置を実施することを決めた。
韓国 コロナウイルス「最高」警戒レベルに引き上げ 感染者600人突破
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新型コロナウイルスはイタリアでも感染が拡大している。現時点で79人がウイルスに感染し、そのうち2人が肺炎で死亡した。
最も感染が拡大したのはミラノがある北部のロンバルディア州で、最多の54人。北東部のベネト州で17人、その南に位置するエミリア=ロマーニャ州で2人、首都ローマのあるラツィオ州で2人となっている。