プチコワ氏は「体内には満腹ホルモンと空腹ホルモンがあり、睡眠が不足しているとこれらホルモンのバランスは崩れる。空腹ホルモンが過剰になると、人は無意識に食べ過ぎてしまい、体内では意思に反して空腹信号が出てしまう。そうすると無意識にカロリーの高いものや甘いもの、脂肪があるものに手が伸びてしまう」と語る。
どうすればいい?
プチコワ氏によると、不眠が慢性になっていなければ問題の解決はそれほど難しくないという。そのために睡眠薬を飲む必要はなく、ベッドは睡眠のためだけにあるということを体に覚え込ませるのがポイントだ。
「多くの問題は習慣を変えること、一定のリズムを守ることで解決される。そのような場合、ベッドは睡眠のためだけにあると自分の体に覚え込ませるように、というアドバイスしている。ベッドに横になり、眠気が消えてしまったと感じたら、起き上がって何か静かな、退屈なことをやるように。ただし横になったままゴロゴロしたり、ベッドで本を読んだりパソコン作業をしないように。そしてウトウトし始めたらまた横になるように。また目が覚めたらやはり起き上がる。このようなやり方はパブロフの犬のように、ベッドは睡眠するためにあると体に覚え込ませることができる」とプチコワ氏は勧めている。
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