モスクワのドイツ大使公邸で大祖国戦争期の捕虜に関する追悼式典が執り行われ、出席したゲザ・アンドレアス・フォン・ハイル大使はドイツの収容所に数十万人いたとされるソ連兵の捕虜に関する資料をロシア外務省に提供することを明らかにした。
大使館の発表によれば、ドイツ外務省は2019年秋にベルリンで行われた会談で、捕虜の資料提供に関する合意をロシア外務省との間で交わしていた。
式典に出席した大使は挨拶の中で、数千冊のファイルに収められた情報がロシア外務省に提供されるとしたうえで、「彼ら(捕虜)の運命を解明し、和解に向けて一歩近づきたい」とコメントした。
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