停戦下のシリア北西部で散発的な衝突=露国防省

非合法戦闘組織の戦闘員らが緊張緩和地帯に指定されるシリア北西部で6度にわたって銃撃戦を仕掛けた。露国防省のオレグ・ジュラブリョフ・シリア各派和解調整センター長がリアノーボスチ通信の取材で明らかにした。
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イドリブ県では5日にモスクワで開催された露土首脳会談により、6日以降の停戦が政治的に合意された。しかし、センター長の報告によれば、3月6日に日付が変わった時点から現時点の間に6度にわたって戦闘行為が確認された。非合法戦闘組織の戦闘員らはアレッポ県の居住区、およびラタキア県のシリア政府軍基地に対し攻撃を仕掛けた模様。

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また、6日の国連安全保障理事会に出席したロシアのワシリー・ネベンジャ国連大使はシリア情勢について協議が行われた露土首脳会談について報告した中で、「おおむね戦闘行為の停止は守られている。散発的な衝突はあるが、早急に阻止できるものと期待している」と発言した。

シリア情勢の解決に関する露土首脳会談の合意文書は、3月6日にすべての軍事行動を完全に停止することを定めている。

ロシアとトルコは、シリアのM-4高速道路から北部および南部に6キロ範囲で安全地域を設ける。また、ロシアとトルコは3月15日よりM-4高速道路に沿って共同パトロールを開始する。

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状況悪化のイドリブ県

シリア北西部のイドリブ県では2月27日、テロ組織「 タハリール・アル=シャーム」 がシリア政府軍の陣地に対して全面的な攻撃を開始した後、 状況が悪化した。シリア政府軍は報復のため、空爆を開始。 ロシア国防省の発表によれば、本来、 その場にいるはずがないトルコ人兵士も銃撃戦に加わっていた。

この結果、トルコ軍の兵士34人が死亡。30人以上が負傷した。 トルコ軍兵士に死傷者が出たとの情報を受け、 ロシア側はシリア軍による戦闘を完全に停止するため、 措置をとった。

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