サウジアラビア 記録的な石油増産を予定 OPECプラス交渉決裂を受けて

サウジアラビアは、ロシアがOPECプラスの新たな減産協定に合意しなかったことを受け、4月の石油生産量を1日最大1000万バレルまで増産する意向。交渉に詳しい情報筋をもとにブルームバーグが伝えている。
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情報によると、サウジアラビアは1日の石油生産量を現在の970万バレルから1000万バレル超まで増やす予定であり、これは石油市場では「宣戦布告に等しい」という。また必要に応じて、生産量は記録的な1日1200万バレルを超える可能性もある。

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そのほかサウジアラビアは特定種の原油をより低価格(1バレル6-8ドル安)で提供した。情報筋によると、サウジアラビアの石油会社「サウジアラムコ」は北欧・西欧の製油企業にArab Light銘柄を1バレル8ドルの割引で提供したという。

取材に応じたトレーダーによると、このような行動の目的はロシア企業の欧州への石油販売を妨害するためだという。

3月6日に行われたOPEC加盟国および非加盟国による今後の取引を決定する交渉は決裂した。OPECプラスは、さらなる価格下落を見込みこれ以上の減産を希望しないロシアの主張により合意に達することができなかった。

交渉決裂を背景にブレント価格は1バレル9%安となった。

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