市街地では、街を練り歩くシカの群れが目撃されている。
シカの姿はこれまでにも市街地で時折見られていたが、シカたちは奈良公園内で草を食べたり、観光客がいつも喜んで与えてくれる「鹿せんべい」を食べて暮らしていた。
しかし、新型コロナウイルスの影響で観光客が激減し、鹿せんべいをもらえなくなってしまった。賢いシカたちはこの状況から抜け出す方法を見つけ、人間がいる街に繰り出した(人間がいるところには鹿せんべいがあることを意味するからだ!)。
街にシカが出没しているというニュースは、テレビでも報じられている。シカは1頭や2頭ではなく、群れで現れている。
インタビューを受けた地元の人々は、この地域に住んで数十年になるが、街の中心部で草や花を食べているシカを見たことはないと語った。
奈良公園から徒歩で約20分の奈良駅でもシカの姿が目撃されており、地元の人々は驚きを表している。
奈良、新型コロナで観光客が激減 シカが餌を求めて街に出没【写真】
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