アエロフロート社は3月29日から4月30日にかけてマイアミ、ロサンジェルス、ワシントン、ドバイ、リスボン間の定期便をいずれも運休とした。これで米国とロシア間の定期便は「モスクワ=ニューヨーク」だけとなった。さらに、アエロフロート社はバクー、ビシュケク、パリ間の定期便も本数を大幅に減らした。
また、アエロフロート傘下のロシア航空はサンクトペテルブルク=ロンドン間の定期便を運休とした。
新型コロナウイルスの影響は国際鉄道輸送にも出ている。
ベラルーシ鉄道と協議した結果、ロシア鉄道は新型コロナウイルスの感染拡大を阻止するため、両国間の国際鉄道路線を大幅に縮小することとした。これにより、ベラルーシの各都市(ミンスク、ブレスト、グロドノ、ゴメ)とモスクワを結ぶ国際路線の運行本数が9本にまで縮小した。
ロシアでは新型コロナウイルス(COVID-19)の感染者が新たに33人確認され、計147人になった。新型コロナウイルス対策本部が発表した。
また、新型コロナウイルスの影響を受け、ロシアの学校では春休みまで臨時休校とし、3月21日から4月12日まで休みとなっている。