アテネで東京五輪の聖火引継ぎ式が開始

東京五輪へ渡す聖火の引継ぎ式がギリシャのアテネで パナシナイコスタジアムで開始された。同スタジアムは1896年に第1回近代オリンピック開催のために建設された会場。
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聖火引き渡しセレモニーはギリシャのERTテレビで生中継されている。

パナシナイコ競技場には50人程度が出席、観客席に人はいない。

このような行事が来賓や観客、記者もなく「閉ざされた空間」 で行われるのは初めてのこと。 ギリシャ政府はコロナウイルスCOVID- 19感染拡大予防のため人が集まるイベント実施を禁止している。

競技場の聖火リレーに参加したのは、ギリシャの五輪チャンピオン、カテリーナ・ステファニジ選手とラフテリス・ペトルニス選手の2名のみ。両選手が聖台に点火した。日本選手はギリシャ入りを断念、メッセージは動画で紹介された。

選手55人が参加予定のパフォーマンスも中止された。競技場に現れたのは巫女2人のみ、短いリレーの後にギリシャ五輪委員会会長兼IOCメンバーのスピロス・カプラロス氏、東京大会組織委員会の井本直歩子氏に聖火を手渡した。井本氏は1996年アトランタ五輪出場の元水泳選手。

これより前、 IOCは7月24日から8月9日で予定されている東京五輪の開催 を進める方向であると宣言した。

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