ロシア当局 感染者と接触の市民を携帯の位置情報で追跡開始

ロシアのミハイル・ミシュスチン首相は通信省に、新型コロナウイルス(Covid-19)の患者と接触した市民を特定するシステムの開発を指示した。また3月17日、イスラエル公安庁「シャバック」も、ウイルス感染拡大を抑えるためにすでに同様の方法の利用を開始している。
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ロシア政府のサイトによると、このシステムは、携帯電話事業者による特定の人間の位置情報のデータを元にしたものになるという。

ミシュスチン首相によると、携帯電話事業者はユーザーの位置情報を当局に提供することになる。

同首相は、携帯電話事業者からの情報をもとに誰が感染者と接触したかを割り出し、その旨を市民に通知するとともに、地方に設置されている新型コロナウイルス対策本部にも送信するように政府内に指示した。

ロシアの感染者は3月23日時点で438人にまで増え、5万2000人以上が医師の監視下に置かれている。感染者のほとんどがモスクワ市(262人)に集中しており、次に多いのがモスクワ市を除くモスクワ州(35人)、3位はサンクトペテルブルク(16人)。一方、ロシアの感染者のうち17人が回復した。


3月11日、世界保健機構(WHO)は、新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックを宣言した。世界中ですでに29万2000人以上が感染、1万2700人以上が亡くなった。

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