北極圏上空に新たなオゾンホール

欧州宇宙機関は、過去1か月間に北極上空のオゾン層に新たな穴が形成され始めたことを発見した。このオゾンホールは4月末には消滅するものと思われているものの、オゾンホールが形成されたこと自体、地球が憂慮すべき状態にあることを示している。サイエンス・アラートが報じている。
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地球の極圏上空でオゾン層が薄くなる現象は毎年みられているが、今年、北極の上空で形成されたオゾンホールは通常より大きなサイズだった。

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原因は成層圏の温度がいつになく低下し、極循環が起きたことによる。これで極付近の低圧のエリアが北極の低温の大気で満たされてしまった。

今回のオゾンホールがこれからの数年間で何を引き起こすかは、科学者らには予想がつかないものの、このオゾンホールが気候変動で生じたにしても地球温暖化がオゾンホールの悪化を引き起こすと考えるのはあまりにも時期尚早との見方がなされている。

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