新型コロナウイルス

自主隔離を訴えた米国の市長 事もあろうに自分の妻がバーで逮捕

米イリノイ州オールトン市のウォーカー市長は市民に自主隔離の順守を呼びかけたものの、聞き入れられなかった。自主隔離の進まないことに業を煮やした市長は、集会やパーティーの現場を見つけ次第、強制散会を行う権限を警察に許可。ところがそんな、ある「強襲」現場で拘束された中に、市長の妻が…。CNNが報じている。
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報道によると、ウォーカー市長は先週金曜のブリーフィングで「これは極めてシリアスな事態なんです。どうか家から出ないでください」と必死に訴えていた。市長は自主隔離を順守する市民が少ないため、警察には違反者を逮捕するよう指示を出したことを明らかにした。

しかし、こんな悲壮なお願いから48時間も経過しないうちに、警察はオールトン市中心街にあるバー「ハイラムズ・ターバン」で集会を見つけ、強制散会。その集まりに事もあろうに市長の妻が混じっていた。

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ウォーカー市長は妻であろうとなんだろうと、他の市民と同等に自主隔離に違反した罰は問われると宣言。そしてこの事態を詫びている。

さて、件の市長の妻だがバーに集まっていた他の客と同様、イリノイ州の検疫体制に違反した罪で最高で2500ドルの罰金もしくは1年あまりの禁固刑が科される恐れがある。

新型コロナウイルスCOVID-19の感染状況では米国は世界でも最も深刻な状況にあり、40万人余りの感染が確認されている。

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