新型コロナウイルス

モスクワ市が外出規制の強化へ

モスクワでは新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、自家用車やタクシーを含む公共交通機関を使用して移動する際、外出許可の事前申請が条例により義務化される。モスクワのセルゲイ・ソビャニン市長が公式サイトで明らかにした。
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外出許可証の事前申請は4月13日から受付がスタートし、条例は15日から施行される。許可証の申請はモスクワ市政府の公式サイトから誰でも行うことができる。

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申請を行うと、16ケタの番号がメールやSMSで送られてくる仕組みになっている。最初の4ケタは外出許可の有効期間を示しており、残りの12ケタは許可証が発行された個人に関する情報や外出の目的などをデータ化している。メールにはQRコードが添付されており、スムーズに情報確認を行うことが可能。

外出目的のカテゴリーは出勤、通院、プライベートの3つに分かれている。出勤で申請する場合、有効期限は4月30日に設定されている。通院の場合、有効期間は当日中となっている。申請回数に制限はない。プライベートには食料品店やダーチャ(セカンドハウス)、ターミナル駅への移動が主な目的として指定されており、有効期間は1日。申請回数は週2回に制限されている。

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地方都市からモスクワを訪れる場合も同様にモスクワ市政府のサイトで許可証を事前に申請する必要がある。

治安機関、医療、食品・医薬品供給、社会インフラの従事者に許可証の申請義務は適用されない。また、14歳以下の未成年も同様に義務の対象からは外れている。

なお、許可証を申請せずに外出した際の罰則等については言及されていない。

ロシア政府によれば4月12日の時点で国内のコロナウイルス感染者は前日の時点から1667人増えて1万3584人に達した。そのうち、106人の死亡が確認されている。完治者は現時点で1045人。

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