新型コロナウイルス

欧州がWHOの不足金を負担=欧州委員会上級代表

欧州連合(EU)の政策執行機関として知られる欧州委員会(EC)のジョセップ・ボレル・フォンテジェス外務・安全保障政策上級代表は、米国が世界保健機関(WHO)への財政支出を停止したことを受けて、EUが追加で負担金を支払い、組織の活動を支援する考えを示した。
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フォンテジェス上級代表は16日、WHOのテドロス事務局長と電話会談を行い、新型コロナウイルスの感染対策について協議を行った。その中でフォンテジェス上級代表は、米国がWHOの負担金を停止したことに懸念を示し、EUが不足金を負担することでその活動を支援するとした。また、トランプ大統領のWHO批判を踏まえ、ウイルスに「国境はない」として、共闘する必要性を主張した。

先にEUはWHOの新型コロナウイルス対策に1億1400万ユーロ規模の財政支出を行っていた。


米国のトランプ大統領は14日、WHOへの財政支出を停止する考えを示した。トランプ大統領は、WHOが中国が提供した新型コロナウイルスに関する信憑性の低い情報を広め、パンデミックに拡大した時期に重要な課題に取り組まなかったとしてWHOの対策を痛烈に非難した。

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