新型コロナウイルス

テキサス州で自主隔離を段階的に緩和へ 米国初

テキサス州では週明けの20日から新型コロナウイルスの感染拡大により導入された隔離規制が段階的に緩和される。米国で規制緩和される州はテキサス州が初めて。
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トランプ大統領は16日、新型コロナウイルスのパンデミックを受けて国内で導入した自主隔離制度を段階的に緩和する考えを明らかにした。規制緩和の時期に関する判断は各州の知事に委ねられており、一部の州では17日から段階的に実施されるとしていた。ホワイトハウスによれば、直近の2週間で罹病率の低下が確認されていることが規制緩和の条件になっているという。

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トランプ大統領の会見を受けて、テキサス州のグレッグ・アボット州知事は17日、規制緩和に関する条例に署名した。これによりテキサス州では週明けの20日から公園が開放される。ただし、マスクの着用や180センチメートルのソーシャル・ディスタンスを維持することが義務付けられている。また、5人以上の集会は認められない。

22日には3月から州内の病院で導入されている患者の受付制限が解除される。そして24日には時間制限はあるものの、販売店の営業再開が認められる。ただし、濃厚接触を防ぐため、販売員が荷物を車まで運ぶか、あるいは自宅まで配送することが義務付けられる。なお、学校やその他の教育機関で実施されている休校措置が解除される見通しは依然として立っていない。

ジョンズ・ホプキンズ大学の最新集計結果によれば、テキサス州では現時点で1万7849人が感染し、そのうち451人の死亡が確認されている。完治して病院を退院した人は現時点で一人もいない。

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